新型エクストレイル/ハイブリッドの価格・装備を総チェック。おすすめの人気グレードはこれ!
日産の新型エクストレイルは価格帯が248万円〜401万円で、グレードによって新車価格は全然違います。なので、購入するとなるとグレード選びではかなり悩むのではないでしょうか。特に
- ガソリンとハイブリッドどちらがいいのか?
- Xにすべきか、Xiにすべきか?
この2つが悩みどころだと思います。また、欲しいグレードがあったとしても
価格が高いから安いグレードに…
とモヤモヤしてしまう人もいると思います。実は私もそんな一人で、エクストレイルのグレード・価格の違いを見比べてすごく悩んでいました。ですが、走りや、燃費、4WDなど1つ1つ比較した結果、
新型エクストレイルではこれが買いだ!
と思える、おすすめグレードが見えてきたので紹介したいと思います。
また、グレード選びでは売れているグレードも参考になると思うので、人気グレードのランキングも合わせて紹介していきます。

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目次
新型エクストレイルはガソリンとハイブリッドのどちらを選ぶべき?
まず、私が最初に悩んだのはガソリンとハイブリッドどちらにするかでした。これを決めるのに、走りや燃費、価格を比較してみました。
新型エクストレイルではガソリンの方が走りが良かった
私が実際に乗ってガソリン車とハイブリッドそれぞれどう感じたのか紹介したいと思います。
ガソリン車はコーナリング時に安定感がある
最初に試乗したのはガソリン車のエクストレイルです。
ガソリン車の率直な感想としては、出だしが若干遅いものの、エンジンパワーはあるように感じますね。登り坂での加速や高速合流時でも十分な加速感がありました。
コーナリング時では背の高い車の割には重心の高さを感じることはなく、ロールも抑えられていて、走る・曲がる・止まるといった基本性能の高さが感じられました。
静粛性はエンジン回転数を上げた時に少しエンジン音が聞こえる程度で、ロードノイズも抑えられていて、ハイブリッドと大きい差は感じられません。
ハイブリッドはEV走行時の静粛性が高い
続いて試乗したのはエクストレイルハイブリッドです。
ハイブリッドエンジンはガソリン車より走り出しはEVのおかげでやや速く、中高速域でもパワフルに加速できました。ですが、モーターとエンジンの切替えがスムーズでない時があり、不快に感じました。
コーナリングはガソリン車より重いせいで少しロールが大きく、安定性が少し悪い印象です。また、ブレーキ性能はフィーリングが悪く、強く踏まないと効きが悪いので良いとは言えません。
静粛性はEV走行時はかなり静かに感じます。しかし、EV走行が短く、ガソリンエンジンに切り替わるとガソリン車と大差はありません。
総合的にはガソリン車の方が良い
チェック項目 | ガソリン | ハイブリッド |
加速感 | ◯ | ◯ |
コーナーの安定感 | ◯ | △ |
ブレーキ性能 | ◯ | △ |
静粛性 | ◯ | ◎ |
走りを比べるためにガソリン車とハイブリッドそれぞれを試乗して乗り比べてみて私が
良いと思ったのはガソリン車
です。
コーナリングの安定感があり、スムーズに加速するガソリン車の方が走りは上だと感じました。
ガソリンとハイブリッドの実燃費の差はたったの1.4km/L
燃費は実燃費を比較しました。
燃費 | ガソリン[2WD] | ハイブリッド[2WD] |
カタログ燃費 [JC08] |
16.4km/L | 20.8km/L |
実燃費 | 11.8km/L | 13.2km/L |
燃費達成率 | 72.0% | 63.5% |
JC08モードでは差が4km/L程で、実際の燃費差は約1.4km/L。実燃費で計算すると、ハイブリッドとガソリン車は約10年で10万円の燃料代の差しかつきません。なので、燃費で元を取ることはできないでしょう。
ハイブリッドの価格は割高感がある
<本体価格の差>
グレード | 価格 |
Xi・2列シート[2WD・ガソリン] | 305万円 |
Xi・2列シート[2WD・ハイブリッド] | 330万円 |
差額: | 25万円 |
<装備の差額(推定)>
装備 | Xi・2列シート [2WD・ガソリン] |
Xi・2列シート [2WD・ハイブリッド] |
ハイブリッド専用 エンブレム |
– | 1万円 |
ドアロアクローム モール |
– | 3万円 |
スタビライザー (フロント・リヤ) |
– (フロントのみ) |
5万円 |
車両接近通報装置 | – | 2万円 |
PTC素子ヒーター(1kW) | 3万円 | – |
防水フレキシブルラゲッジ | 2万円 | – |
セカンドシート | 1万円 (4:2:4分割可倒式+ スライド、リクライニング) |
– (6:4分割可倒式) |
リヤセンターアームレスト (カップホルダー付) |
アームレストスルータイプ (カップホルダー付) |
– |
18インチアルミホイール | 5万円 | – (17インチ) |
合計推定費用: | 11万円 | 11万円 |
ハイブリッドの装備はガソリン車と同じ11万円分ついていると考えられるため、装備では費用に差はなさそうです。ガソリン車とハイブリッド車の本体価格の差は25万円なので、エクストレイルはハイブリッド化に約25万円かかっています。
ハイブリッドの方が装備が充実しているなら魅力的ですが、ガソリン車と差がないならちょっと割高に感じてしまいますね。
走りが良く、価格の安いガソリン車を選ぶべき
ガソリン車とハイブリッドの比較をまとめると
比較項目 | ガソリン車 | ハイブリッド |
走り | ◯ | △ |
燃費 | ◯ | ◎ |
価格 | ◯ | △ |
このような結果に。
燃費はハイブリッドの方が若干良いですが、ガソリン車との差があまりないので魅力が感じられません。
なので、走りや価格の面から考えると
ガソリン車がべスト
だと思います。
新型エクストレイルの価格表から購入候補のグレードを2つに絞った
私がエクストレイルを買うのに用意できそうな予算は350万円までなので、この範囲内でグレードを選ばなければいけません。
グレードを選ぶとなると2WDと4WDで悩むところですが、私の場合4WDの使用頻度も少ないし、燃費も落ちてしまうので対象外に。
また、2列シートと3列シートが設定されていましたが、多くても4人で使うので3列シート車は要らないと判断して除外しました。
購入対象としたガソリンの2WDのグレード価格表がこれです。
エクストレイル[2WD] ガソリン |
|
グレード | 価格 |
Xi[2WD・2列シート] | 305万円 |
Xiレザーエディション[2WD・2列シート] | 329万円 |
AUTECH i Package [2WD・2列シート] | 347万円 |
グレードは全部で3つ。この中から購入候補を絞りました。
AUTECH i Packageは割高なので外した
AUTECH i Packageは1番本体価格が高いグレードで、その価格に見合う装備がついているのか気になりました。安く済むに越したことはないですからね。1つ下のXiレザーエディションの装備と比べてみました。
- XiレザーエディションとAUTECH i Packageの装備比較
装備 Xiレザーエディション AUTECH i Package フロントマーカーLED – ◯ サイドターンランプ付電動格納式リモコンドアミラー ◯ メタル調フィニッシュ 本革ステアリング&
本革シフトノブ◯ 専用仕様 AUTECH専用エクステリア – ◯ AUTECH専用インテリア – ◯ インテリジェントアラウンドビューモニター ◯ ◯ プロパイロット ◯ ◯ アルミホイール 18インチ 19インチ 専用サスペンション
(SACHS製ショックアブソーバー)– ◯ スタビライザー フロント フロント・リヤ
変更点は8点。たくさんの装備が追加されているものの、内外装の見た目と走りに関係する部分しか違いはありません。快適装備や安全装備は1つ下のXiレザーエディションでも全くの一緒。
確かにAUTECH i Packageの方が見栄えは良いのですが、Xiレザーエディションでも18インチアルミホイールがついているのでXiレザーエディションでもカッコいい印象がありますね。
プロパイロットやインテリジェントアラウンドビューモニターといった安全装備もXiレザーエディションについてきますし、走りを重視しないのであればAUTECH i Packageを選ぶ理由はなさそうに感じました。
違いはどこ?新型エクストレイルのXiとXiレザーエディションを徹底比較
購入候補はXiとXiレザーエディション。
価格の高いXiレザーエディションの方が装備が充実してそうですが、実際に買うなら少しでも安く買いたいところです。
そこで、
- 外装
- 快適装備・安全装備
- 内装
この3点をオプション込みで比較し、価格の安いXiでも満足できそうかチェックしてみました。
Xiの外装でも満足できそう
左がXiで右がXiレザーエディションです。
<外装装備>
外装装備 | Xi | Xiレザーエディション |
18インチ アルミホイール |
◯ | ◯ |
LEDヘッドランプ | ◯ | ◯ |
サイドターンランプ付 電動格納式リモコンカラードドアミラー |
◯ | ◯ |
ルーフレール | ◯ | ◯ |
スタビライザー | フロント | フロント |
XiとXiレザーエディションの外装装備に違いはありません。全く同じ。Xiでも18インチアルミホイールを装備していますし、ヘッドランプもLEDになっています。
なので、Xiの見た目でも満足できそうです。
Xiの快適・安全装備でも不安はなさそう
<快適・安全装備>
快適・安全装備 | Xi | Xiレザーエディション |
インテリジェント アラウンドビューモニター (移動物検知機能付) |
◯ | ◯ |
インテリジェント パーキングアシスト (駐車支援システム) |
●(※) | ●(※) |
インテリジェント ルームミラー |
◯ | ◯ |
プロパイロット | ◯ | ◯ |
ステアリングスイッチ (プロパイロット) |
◯ | ◯ |
インテリジェント エマージェンシーブレーキ |
◯ | ◯ |
オートエアコン | ◯ | ◯ |
SRSサイドエアバッグ (運転席・助手席) SRSカーテンエアバッグ |
●(※) | ●(※) |
※オプション設定
快適・安全装備も全く同じ装備がついており、違いは見られません。
上からの俯瞰した映像を映して狭い道のすれ違いも容易にしてくれるインテリジェントルームミラーもXiについてきますし、前方車両や歩行者との衝突回避を支援してくれるインテリジェントエマージェンシーブレーキもついてきます。
Xiの快適・安全装備でも不安はなさそうなので、Xiの快適・安全装備でも満足できそうです。
内装はXiでも満足できそう
内装装備の違いは6点です。
<内装装備>
内装装備 | Xi | Xiレザーエディション |
防水加工フロア | ◯ | – |
カーペットインテリア (フロア、ラゲッジ、 ラゲッジボード) |
●(1※) | ◯ |
防水フレキシブルラゲッジ (2※) |
●(1※) | – |
防水シート(セルクロス) | ◯ | – |
レザーシート (運転席・助手席パワーシート) |
– | ◯ |
クロスシート (織物/トリコット) |
●(1※) | – |
1※オプション設定
2※3列シート車は防水ラゲッジ
XiとXiレザーエディションの内装を見てみるとXiでも満足できそうでした。ですが、どちらも特徴があるので正直迷ってしまうところだと思います。
Xiだと防水シートや防水加工フロアが装備されていて、アウトドアに最適な仕様に。オプションでカーペットインテリアやクロスシートを選択して都会的な雰囲気にすることも可能です。
一方Xiレザーエディションではカーペットインテリアやパワーシート機能付のレザーシートが装着されており、都会的で高級感ある雰囲気になっています。
どちらも良いんですがアウトドアにでかけたり汚れを気にせず使いたいなら、防水仕様のXiの方がめちゃくちゃ便利です。レザータイプだと汚れが落ちにくいし、消耗しやすい上に手入れも大変なのであまりラフには扱えません。私はアウトドア等にも利用したいので、防水仕様のXiの内装で満足できそうです。
新型エクストレイルのおすすめグレードはXi
- 総合評価
総合評価 Xi Xiレザーエディション 見た目 ◯ ◯ 快適・安全装備 ◯ ◯ 内装装備 ◯ ◯
エクストレイルのXiとXiレザーエディションの装備を比較した結果、Xiでも満足できそうです。
Xiでも外装と快適・安全装備は充実しています。具体的には
- 18インチアルミホイール(外装)
- インテリジェントルームミラー(快適・安全装備)
- インテリジェントエマージェンシーブレーキ(快適・安全装備)
これらの装備はXiにも標準でついてきます。見た目や快適・安全装備はXiレザーエディションと全く一緒です。
Xiレザーエディションの高級感ある内装にも惹かれますが、私はラフに扱えるXiの防水仕様の内装で満足できそうでした。
ただし内装の高級感にこだわりたいなら、Xiレザーエディションを選んだ方が費用を抑えられて満足できるとは思います。
迷うところですが、私の場合内装の高級感にこだわりもないですし費用を抑えたいので、Xiを選んだ方が良さそうです。
新型エクストレイルで売れている人気グレードはどれ?ランキングを発表!
エクストレイルの価格や装備以外に、実際に売れているグレードもグレード選びでは参考にしたいところ。
そこで、私が実際の販売データから調べた、実際に売れているグレードのランキングを発表したいと思います。
調査した台数は120台ですが、傾向を見るには十分な数字です。
新型エクストレイルで売れているのはXi
グレードランキングの発表です。グレードの数が多いので10位までのランキングとしました。
順位 | グレード | 販売台数 | 割合 |
1位 | Xi・2列シート[4WD・ガソリン] | 75台 | 62.5% |
2位 | Xi・2列シート[2WD・ガソリン] | 22台 | 18.0% |
3位 | Xi・3列シート[4WD・ガソリン] | 3台 | 2.5% |
4位 | Xi・3列シート[2WD・ガソリン] | 2台 | 1.6% |
4位 | S・2列シート[4WD] | 2台 | 1.6% |
6位 | Sハイブリッド・2列シート[4WD] | 1台 | 0.8% |
6位 | Xiハイブリッド・2列シート[2WD] | 1台 | 0.8% |
6位 | Xiハイブリッド・2列シート[4WD] | 1台 | 0.8% |
6位 | Xiレザーエディション・2列シート [2WD・ガソリン] |
1台 | 0.8% |
6位 | Xiレザーエディション・2列シート [4WD・ガソリン] |
1台 | 0.8% |
売れているのはガソリン車のXi(4WD・2列シート)。2位もガソリン車のXi(2WD・2列シート)となっており、4位まで全てガソリン車のXiです。エクストレイルでは圧倒的にガソリン車のXiの人気が高いようです。
また、エンジン別で見るとガソリンが約9割、ハイブリッドは約1割という結果に。ハイブリッドを割高と考えている人が多いので、ガソリンに人気が集中しているようです。
新型エクストレイルを安く買うには?
エクストレイルを安く購入するには値引きが重要になってきます。ただ、値引きについてはちょっと気を付けてほしいことがあります。それは…
値引き交渉でディーラーに騙されている人が多い
ということです。
この記事を見てくれた人には絶対騙されてほしくないので、実際にエクストレイルを購入した人がどうやって騙されずに値引き交渉したのか、次の記事でチェックしてみてください。
⇒新型エクストレイルの値引き体験談をレポート。値引き相場や限界はいくら?
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