トヨタ新型クラウンのグレードの違いはここ!2.5RSと2.5RS Advanceを徹底比較
更新日:
クラウン
クラウンを購入すると迷うのが
「どのグレードにしよう・・・」
ということではないでしょうか。車を買うのは人生の中でも1大イベント。絶対にグレード選びでは失敗したくないですよね。
実はここで失敗してしまうと、最低5年は残念な気持ちのまま、ドライブをする羽目になります。一般の人なら車を購入した後、5年は乗り続けますから、この呪縛から逃れるのは5年以上先。
ドラクエのように神父さんが、こういう呪いも解いてくれればいいんですけどね。
よくある失敗は安さにつられて、下位グレードを選んでしまうケース。納車直後は欲しかったクラウンが手に入り、うれしさMAXなんですが1~2週間ほどたったぐらいから
「ブラインドスポットモニターがなくて不安…」
「純正のアルミホイールが良かったかも…」
「RSのバンパーはカッコよく見える…」
など色々気になることが出てくるんです。こうなってしまうと
「ケチらずにあのグレード買っとけばよかった」
と思えてきてしまう。これだけは絶対に避けたい。購入後に反省しても取り返しがつかないですからね。そう、あのカイジのように猛省してはダメなんです!自分も地下では焼鳥と缶ビールで豪遊しちゃいそうですケド。
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目次
後悔しないために私がやったクラウンのグレード比較
では、グレード選びで失敗しないために私が何をやったかというとズバリ比較です。
結局は地道にこれをやって違いがどこにあるのか比較していくしかない思うんですよね。雑誌とかネットにこれがオススメみたいなことが書いてありますが、やっぱり自分でやってみないと失敗すると思うんです。
たとえば、よくある話が寒冷地仕様。実はあれをつけるだけで、サイドミラーは凍らなくなり、燃費も向上する優れもの。ですが、その情報はカタログの片隅にポツンと書いてあるだけ。じっくり読まない人は絶対に見落とすレベルです。もちろん後付けは出来ない。
車の購入ってこういう罠が潜んでいることが多いので、グレードもしっかり自分で比較しないとカイジのように猛省が待っています。
トヨタ新型クラウン全21グレードの一覧。上級グレードはやや割高感あり
新型クラウンの各グレードの新車価格一覧です。
- クラウンの価格一覧表
<ガソリンターボ(標準仕様)>ガソリンターボ(標準仕様) グレード(2WD) 価格(税込) 2.0B 461万円 2.0S 475万円 2.0S“C package” 494万円 2.0G 542万円 <ガソリンターボ(RS仕様)>
ガソリンターボ(RS仕様) グレード(2WD) 価格(税込) 2.0RS-B 500万円 2.0RS 518万円 2.0RS Advance 559万円 <2.5Lハイブリッド(標準仕様)>
2.5Lハイブリッド(標準仕様) グレード 価格(税込) 2.5S
[2WD]498万円 2.5S Four
[4WD]519万円 2.5S“C package”
[2WD]516万円 2.5S Four“C package”
[4WD]537万円 2.5G
[2WD]562万円 2.5G Four
[4WD]584万円 2.5G-Executive Four
[4WD]632万円 <2.5Lハイブリッド(RS仕様)>
2.5Lハイブリッド(RS仕様) グレード 価格(税込) 2.5RS
[2WD]542万円 2.5RS Four
[4WD]563万円 2.5RS Advance
[2WD]580万円 2.5RS Advance Four
[4WD]602万円 <3.5Lハイブリッド(標準仕様)>
3.5Lハイブリッド(標準仕様) グレード(2WD) 価格(税込) 3.5S 624万円 3.5G-Executive 719万円 <3.5Lハイブリッド(RS仕様)>
3.5Lハイブリッド(RS仕様) グレード(2WD) 価格(税込) 3.5RS Advance 691万円 ※ガソリンターボと3.5Lハイブリッドは4WDの設定なし
クラウンは全部で21のグレード。これ全部を比較するのは流石に厳しい。。。そこで私がやったのは絞り込み作戦です。
エンジンを選んだ後に、細かいグレードを決めるやり方。乗りたくないエンジンを比較しても無駄ですからね。
ちなみにクラウンの価格帯は461万円〜719万円。ライバルの新車価格とちょっと比較してみました。
日産・フーガ:480万円〜696万円
(ガソリン・ハイブリッド)
メルセデスベンツ・Cクラスセダン:456万円〜588万円
(ガソリン・ディーゼル)
※AMGを除く
最低価格はフーガやCクラスセダンと同じ程度ですが、上級グレードとなるとクラウンの方がやや高い感じですね。高級セダンクラスでは平均的という感じでしょうか。
かなり高額なクラウンですが、値引き次第では安く買うことも可能なので購入を考えている人はこちらの記事も参考にしてみてください。
⇒トヨタ新型クラウンの値引き体験談をレポート。値引き相場や限界はいくら?
新型クラウンを購入するならオススメは2.5Lハイブリッド!
まず私が最初に悩んだのはガソリンターボと2.5Lハイブリッド、3.5Lハイブリッドのどれにするかです。
結論を言うと1番良いと思ったのは2.5Lハイブリッド。その理由は走りもよくて、燃費もよくてトータルコストが抑えられるから。
この考えにたどり着くために、やってみた比較はこの3つ。
- 走りはどう違うのか?
- 実際の燃費はどれがいいのか?
- 標準装備がいいのはどれ?
面倒な比較ですが、これだけやっておけば、後悔は絶対しないと思うんです。高い買い物なので、ここは慎重に比較して選択するのがいいと思います。
新型クラウンの走りは、2.5Lハイブリッドが扱いやすくオススメ!
最初にしたのは走りの比較。これは実際に乗り比べをしました。比較ポイントは
- パワー
- コーナリング
- 足回り
- 静粛性
この4点。特に気になっていたのは、パワーや乗り心地に直結する静粛性の部分。実際に乗ってみると色々気が付くことが多かったです。
ガソリンターボはイメージ通りに曲がるが、パワーが足りない
- ガソリンターボの評価
ガソリンターボの評価 パワー × コーナリング ◯ 足回り ◯ 静粛性 △
最初に試乗したのはガソリンターボのクラウンです。
ガソリンターボでは
「登り坂や高速道路では十分なパワーがあるのか?」
という点が特に気になっていました。
実際にガソリンターボを走らせてみると、ややパワー不足といったところ。スポーツモードにすると十分な加速をしてくれましたが、基本的にはパワーに余裕はありません。
特にエコモードだと登り坂や高速道路での追い抜き時ではエンジンの反応が悪く、パワーも足りない印象です。
この他に気が付いたことは、メリットとデメリットとして整理しました。
- [メリット]クイックに曲がってくれる
コーナリングでは、クイックに気持ちよく曲がってくれました。高級セダンながらもスポーティな感じがしますね。
- [メリット]不快な突き上げ感は全くなし
ガソリンターボは最も車重が軽いため、ピョコピョコ跳ねないか心配でしたが、そんな心配は無用。さすがはクラウンといった感じで、振動や突き上げは抑えられていました。快適な乗り心地で疲れにくい車だと思います。
- [デメリット]エンジン音はやや気になる
ガソリンターボにしては静粛性はかなり高いです。しかし、ハイブリッドに比べると加速時のエンジン音はやや気になる印象ですね。また、ロードノイズはしっかり抑えられていました。
2.5Lハイブリッドはパワーに余裕があり、コーナリングも良い
- 2.5Lハイブリッドの評価
2.5Lハイブリッドの評価 パワー △ コーナリング △ 足回り ◯ 静粛性 ◯
続いて試乗したのは2.5Lハイブリッド。2.5Lハイブリッドでは
「ガソリンターボよりもパワーに余裕があるのか?」
ということが特に気になっていました。
アクセルを踏んでみると、どんなシーンでも余裕ある加速をしてくれます。登り坂や高速追い越し時もパワーに余裕が感じられました。
この他に気が付いたことは、メリットとデメリットとして整理しました。
- [デメリット]コーナリング時は少し遅れて曲がる
コーナリングはガソリンターボよりワンテンポ遅れて曲がる感じでした。ですが特に違和感があるわけでもなく、高級セダンにしては良いと思いますね。
- [メリット]乗り心地はガソリンターボと同等で快適
足回りの感触はガソリンターボと変わりません。2.5Lハイブリッドの方がやや車重が重いものの、快適で長距離も問題なさそうな印象でしたね。
- [メリット]静粛性はめちゃくちゃ高い
2.5Lハイブリッドの静粛性はめちゃくちゃ高いです。モーターアシストが強力で、エンジンが唸ることも全くありません。文句のない静かさだと思います。
3.5Lハイブリッドは加速がパワフルだが、コーナリングの反応が悪い
- 3.5Lハイブリッドの評価
3.5Lハイブリッドの評価 パワー ◯ コーナリング × 足回り ◯ 静粛性 ◯
最後に試乗したのは3.5Lハイブリッド。3.5Lハイブリッドでは
「2.5Lハイブリッドよりもどのくらいパワフルなのか?」
ということが特に気になっていました。
実際に走らせてみるとかなりパワフル。どんなシーンでも深くアクセルを踏まなくても加速するため、逆にこのパワーを発揮するシーンは少ないのでは…と感じたほど。
2.5Lハイブリッドでも余裕がありましたが、3.5Lハイブリッドはその上を行くパワーがありますね。
この他に気が付いたことは、メリットとデメリットとして整理しました。
- [デメリット]コーナリング時の反応がイマイチ
コーナリングでは、反応が悪くモッサリとした悪い印象です。他のエンジンより100kg以上重いことが響いているのかもしれません。
- [メリット]足回りは他のエンジン同様に優秀
足回りは他のエンジン同様に優れていて、突き上げや振動は全くありません。少しドッシリとしていますが、3.5Lハイブリッドもクラウンらしい快適さを感じられました。
- [メリット]静粛性は2.5Lハイブリッドと同等に良い
3.5Lハイブリッドの静粛性は2.5Lハイブリッドと同等にかなり静か。アクセルも大きく踏まなくて良いので、静かすぎて眠ってしまいそうなほど快適でしたね。
総合的には2.5Lハイブリッドが良い
チェック項目 | ガソリンターボ | ハイブリッド | |
2.5L | 3.5L | ||
パワー | × | △ | ◯ |
コーナリング | ◯ | △ | × |
足回り | ◯ | ◯ | ◯ |
静粛性 | △ | ◯ | ◯ |
乗り比べてみてよかったのは2.5Lハイブリッドでした。
決め手は余裕あるエンジンパワーと、コーナリングです。
ガソリンターボは悪くないんですが、パワー不足が気になりました。高級セダンなのでゆとりあるドライブがしたいんですが、遠出するとなると物足りない印象です。
3.5Lハイブリッドはパワフルなパワーがあって良いんですが、正直パワーがありすぎて持て余してしまいそうでした。コーナリングもモッサリしていて、ちょっと峠道では疲れそうですしね。
2.5Lハイブリッドはパワーに余裕があってどんなシーンでも十分に感じました。また、コーナリングもガソリンターボ程ではないものの優秀で、扱いやすくてストレスなく走らせられそうだと思いましたね。
実燃費は2.5Lハイブリッドが他のエンジンより5km/L以上良い
続いて燃料費にどれぐらいの差があるのか比較してみました。
燃費 | ガソリンターボ(2WD) | ハイブリッド(2WD) | |
2.5L | 3.5L | ||
カタログ燃費 [JC08] |
12.8km/L | 23.4km/L | 18.0km/L |
実燃費 | 9.4km/L | 17.3km/L | 12.3km/L |
燃費達成率 | 73.6% | 74.1% | 74.9% |
燃料 | ハイオク (無鉛プレミアム) |
レギュラー (無鉛レギュラー) |
ハイオク (無鉛プレミアム) |
クラウンでは2.5Lハイブリッドが5km/L以上他のエンジンより実燃費が優れています。
さらに燃料はガソリンターボと3.5Lハイブリッドはハイオクですが、2.5Lハイブリッドならレギュラーです。10年乗ることを考えると、2.5Lの方が燃料費は
- ガソリンターボより約79万円
- 3.5Lハイブリッドより約41万円
このくらい安く済みます。
ガソリンターボより2.5Lハイブリッドの本体価格の差が21万円高いことを考慮しても、2.5Lハイブリッドが元を取ることは十分可能なようです。
ちなみに3.5Lハイブリッドは他のエンジンより111万円以上本体価格が高いので、燃費で元を取ることは不可能な結果になりました。
ガソリンターボは価格が安い点が魅力。装備はどれもほぼも一緒
新車価格と装備の比較です。装備の推定費用はガソリンターボを基準として算出してみました。
<本体価格の差>
グレード | 価格[税込] |
2.0RS Advance [ガソリンターボ] |
559万円 |
2.5RS Advance [2.5Lハイブリッド] |
580万円 |
3.5RS Advance [3.5Lハイブリッド] |
691万円 |
<装備の差額(推定)>
装備 | ガソリンターボ | ハイブリッド | |
2.5L | 3.5L | ||
ベンチレーテッド ブレーキ [フロント・リヤ] |
◯ | 対向4ピストン アルミモノ ブロックキャリパー (フロントのみ) |
|
VDIM | ◯ | アクティブ ステアリング統合制御付 |
|
シーケンシャル シフトマチック |
8速 | 10速 | |
蓄冷エパポレーター | ◯ | – | |
推定費用: | – | – | +20万円 |
3.5Lハイブリッド用の装備が多少追加されるものの、車両をより安定させる装備です。スピードを出すことが多いならあった方がいいでしょうが、日本の一般道程度ならついてなくても運転に困ることはありません。
また、ガソリンターボについてくる蓄冷エパポレーターはアイドリングストップ時にエンジンが停止していても冷風を送ってくれるものです。そのため街中などでは燃費が向上しますが、微々たる差なので必須装備ではないでしょう。
その他の装備は全くの一緒なので、多少の装備の違いは考えなくて良さそうです。
走り・燃費を見ると2.5Lハイブリッドがいい感じ
いろいろ比べたので、比較結果をまとめてみました。
比較項目 | ガソリンターボ | ハイブリッド | |
2.5L | 3.5L | ||
走り | △ | ◯ | ◯ |
燃費 | × | ◯ | △ |
価格 | ◯ | △ | × |
装備 | △ | △ | ◯ |
どれも良いところはありますが、買いなのは2.5Lハイブリッド車だと思います。
決め手は余裕のある走りと燃費の良さです。
2.5Lハイブリッドだとどんなシーンでも加速に余裕があるので、まったくストレスがありません。3.5Lハイブリッドほどパワーがなくても十分です。
価格はガソリンターボよりも2.5Lハイブリッドの方が21万円高いです。しかし、2.5Lハイブリッドは燃費が優れていますし、燃料もハイオクではなくレギュラー。
なので、何年も乗ることを考えるとトータルコストは2.5Lハイブリッドが安く抑えられます。
こうなると2.5Lハイブリッド一択だなぁと思いますね。
購入候補は2.5RSと2.5RS Advance
私が2.5Lハイブリッドの中で購入候補として選んだのは2.5RSと2.5RS Advanceです。
その理由は3つあります。
630万円以内で購入できる
私が新車を購入するのに出せる予算は630万円。
2.5Lハイブリッドは
- 2.5G Four
- 2.5G-Executive Four
- 2.5 RS Advance Four
この3つ以外のグレードならオプションや諸経費込みでも、予算に収まりそうです。
ちなみに同じ630万円だと、フーガやCクラスセダンが買えます。しかし、高級感あるエクステリアや燃費の良さ、快適性を考えるとクラウンの方が断然いいと思いますね。
ボディタイプはRS仕様を選択
クラウンのボディタイプは標準仕様とRSタイプがあります。
標準仕様だと17インチアルミホイールや、エキゾーストテールパイプが左右2本出しになって平凡な印象。
しかしRS仕様なら18インチアルミホイールや専用フロントグリル、専用リヤバンパー、左右4本出しエキゾーストテールパイプになるため断然高級感もあってカッコいいです。
その他ドライブモードもスポーツやコンフォートが追加されたり、フロントランプとリヤランプが流れるウインカーになったり内装の質感があがったりと至れり尽くせりといった内容。
ここまで内外装が充実していると正直RS仕様に惹かれます。標準仕様を選んで、RS仕様のクラウンとすれ違った時に
「やっぱりRS仕様の外装はカッコいいなぁ…」
なんて後悔したくないですからね。
駆動方式は燃費のよい2WDを選択
新型クラウンの2.5Lハイブリッド車の駆動方式は2WDと4WD。
項目 | 2.5RS Advance | |
駆動方式 | 2WD | 4WD |
車体重量 | 1,770kg | 1,860kg |
カタログ燃費 [JC08] |
23.4km/L | 21.0km/L |
価格差: | – | +22万円 |
2WDと4WDの主な違いはこの2点。雪道などでの発進を考慮すると4WDの方がよいでしょう。
ですが4WDは、車体重量の差が90kgもあるためコーナーでのロールが大きくなりますし、燃費も悪くなります。
なので、差額22万円がプラスされることを考慮すると「4WDじゃないと生活に支障がでる!」という人以外は2WDがおすすめです。
違いはどこ?クラウンの2.5RSと2.5RS Advanceを徹底比較
購入候補はクラウンの2.5RSと2.5RS Advance。
価格の高い2.5RS Advanceの方が装備が充実してそうですが、実際に買うなら少しでも安く買いたいところです。
そこで、
- 外装
- 快適装備・安全装備
- 内装
この3点をオプション込みで比較し、価格の安い2.5RSでも満足できそうかチェックしてみました。
2.5RSの外装でも満足できそう
左が2.5RSで、右が2.5RS Advanceです。主な外装装備の違いは5点です。
<外装装備>
外装装備 | 2.5RS | 2.5RS Advance |
RS専用18インチ アルミホイール (スパッタリング塗装) |
◯ | ◯ |
RS専用 エアロパーツ (フロントグリル+ フロントバンパー リヤバンパー) |
◯ | ◯ |
エキゾースト テールパイプ |
左右4本出し | 左右4本出し |
LEDシーケンシャル ターンランプ付 3眼LEDヘッドランプ |
◯ | ◯ |
LEDリヤ コンビネーションランプ |
◯ | ◯ |
外装の装備に違いはありません。全くの同じで、どちらもスポーティで迫力ある外装です。
2.5RSでも18インチホイールが装備され、流れるウインカーや左右4本出しエキゾーストテールパイプが装備されます。なので、2.5RSの見た目でも満足できそうですね。
2.5RSの快適・安全装備だと不安を感じそう
主な快適・安全装備の違いは7点です。
<快適・安全装備>
快適・安全装備 | 2.5RS | 2.5RS Advance |
ブラインド スポットモニター [BSM] |
● (1※) |
◯ |
リヤクロス トラフィック オートブレーキ/ リヤクロス トラフィックアラート |
● (1※) |
◯ |
インナーミラー | 防眩 (3※) |
自動防眩 (4※) |
オートワイパー | ● (1※) |
◯ |
スマートエントリー &スタートシステム (スマートキー×2) |
フロントドア& ラゲージドア |
全ドア (金属加飾付 スマートキー& カードキー付) |
ナノイー | – | ◯ |
盗難防止システム (イモビライザー システム+ オートアラーム) |
◯ | 侵入センサー付 |
1※オプション設定
2※オプションでリバース連動機能+足元照明付に追加可能
3※オプションで自動防眩に変更可能
4※オプションでデジタルに変更可能
2.5RS Advanceには多くの安全・快適装備が標準でついてきます。
特に重要そうなのはブラインドスポットモニター。後側方にいる車両を検知し、死角内にいるとドアミラーのインジケーターで知らせてくれたり、警報で注意を促してくれるんです。
特にクラウンは死角の多い車なので、注意していても見落としてしまう恐れがあります。そのため死角内にいる車両に気づかず車両変更すると、接触して大事故に繋がってしまうことも。
そんな時にブラインドスポットモニターがあれば、死角にいる車両を知らせてくれて、注意喚起をしてくれるので事故を防げる可能性がグッと高まります。
その他2.5RSだと盗難防止システムは侵入センサー付のタイプではないため、セキュリティも若干低いです。
また、ブラインドスポットモニターはオプションで2.5RSにも付けられますが、侵入センサー付盗難防止システムはつけられません。
なので、2.5RSの快適・安全装備だと不安を感じそうです。
2.5RSの内装だと不満に感じそう
主な内装装備の違いはこの5点。
<内装装備>
内装装備 | 2.5RS | 2.5RS Advance |
シート表皮 | ファブリック (1、2※) |
ブランノーブ+ 合成皮革 (1※) |
助手席肩口 パワーシート (シートスライド& リクライニング) |
● (1※) |
◯ |
マイコンプリセット ドライビング ポジションシステム (ステアリング・ シート・ドアミラー /2メモリー付) |
● (2※) |
◯ |
パワーイージー アクセスシステム (運転席) |
● (2※) |
◯ |
ドアトリム& インストルメントパネル オーナメント表皮 |
ファブリック 巻き (3※) |
グランリュクス 巻き (3※) |
1※オプションで本革シートに変更可能
2※ジャパンカラーセレクションパッケージを装備するとブランノーブ+合成皮革に変更
3※オプションで合成皮革巻きに変更可能
2.5RSと2.5RS Advanceはシート表皮は違いますが、内装色はブラックかブラック&テラロッサから選択可能で、違いはありません。
内装の雰囲気は2.5RS Advanceの方が高級感がありますね。2.5RS Advanceは合成皮革ながら質感が高く、高級セダンにふさわしい感じです。一方、2.5RSのファブリックシートは、正直クラウンレベルだとかなりガッカリ。
その他、2名分の最適なシート・ステアリング・ドアミラーを記憶できるマイコンプリセットドライビングポジションシステムや、運転席を自動的にシートスライドして快適に乗り降りできるパワーイージーシステムも2.5RS Advanceにはついてくるので、おもてなしを感じられますね。
ただし、オプションで2.5RSにもこれらの装備の追加はできます。しかし、標準で豪華な装備がついてくる2.5RS Advanceに比べると、2.5RSの内装装備だと不満を感じそうです。
クラウンでおすすめグレードは2.5RS Advance
- 総合評価
総合評価 2.5RS 2.5RS Advance 見た目 ◯ ◯ 快適・安全装備 × ◯ 内装 × ◯
クラウンの2.5RSと2.5RS Advanceの装備を比較した結果、2.5RSだと不満がでそうです。
2.5RSでも18インチアルミホイールや、4本出しエキゾーストテールパイプがついていて見た目は満足できそうでした。しかし、
- ブラインドスポットモニター(安全装備)
- 侵入センサー付盗難防止センサー(安全装備)
- ブランノーブ+合成皮革シート(内装装備)
- マイコンプリセットドライビングポジションシステム(内装装備)
- パワーイージーアクセスシステム(内装装備)
このあたりの快適・安全装備や内装装備は2.5RSに標準で装備されません。その他にも多くの装備がオプション設定。
そのため、2.5RSの安全装備の内容だと不安を感じますし、クラウンレベルの高級車とは思えないファブリックシートなどの装備はアップグレードしたくなってしまうんです。
一部の装備だけつけるのであれば、2.5RSを選んだ方が費用は抑えられます。ただし、欲しい装備が多い場合は、全て装備される2.5RS Advanceを選んだ方が良いでしょう。
私の場合は侵入センサー付盗難防止センサーやブランノーブ+合成皮革シート、パワーイージーアクセスシステム等欲しい装備が多いので、最初から2.5RS Advanceを選んだ方が良さそうです。
新型クラウンで売れている人気グレードはどれ?ランキングを発表!
クラウンの価格や装備以外に、実際に売れているグレードもグレード選びでは参考にしたいところ。
そこで、私が実際の販売データから調べた、実際に売れているグレードのランキングを発表したいと思います。
調査した台数は168台。少ないように感じますが、傾向を見るには十分な数字です。
トヨタ新型クラウンで売れているのは2.5RS Advance
グレードランキングの発表です。クラウンはグレード数が21もあるので、上位10つのグレードを紹介します。
順位 | グレード | 販売台数 | 割合 |
1位 | 2.5RS Advance [2WD・2.5Lハイブリッド] |
32台 | 19% |
2位 | 2.5RS [2WD・2.5Lハイブリッド] |
22台 | 13% |
3位 | 2.5G [2WD・2.5Lハイブリッド] |
18台 | 11% |
4位 | 3.5RS Advance [2WD・3.5Lハイブリッド] |
16台 | 10% |
5位 | 2.5S”C package” [2WD・2.5Lハイブリッド] |
14台 | 8% |
6位 | 2.0RS Advance [2WD・ガソリンターボ] |
10台 | 6% |
7位 | 2.0RS [2WD・ガソリンターボ] |
8台 | 5% |
8位 | 2.5RS Four [4WD・2.5Lハイブリッド] |
8台 | 5% |
9位 | 2.5RS Advance Four [4WD・2.5Lハイブリッド] |
8台 | 5% |
10位 | 3.5G-Executive [2WD・3.5Lハイブリッド] |
6台 | 4% |
売れているのは2.5RS Advance。2位の2.5RSとは10台の差があります。また、エンジン別で見るとガソリンターボが17%、2.5Lハイブリッドが68%、3.5Lハイブリッドが15%という結果に。
ガソリンターボや3.5Lハイブリッドを割高と考えている人が多いので、2.5Lハイブリッドに人気が集中しているようです。
また、ボディタイプ別では標準仕様が36%、RS仕様が64%と、RS仕様が人気という結果でした。
新型クラウンを安く買うには?
クラウンを安く買おうと思うと、重要になってくるのは値引きです。
ただ、値引きについてはちょっと気を付けてほしいことがあります。それは…
値引き交渉でディーラーに騙されている人が多い
ということです。
この記事を見てくれた人には絶対騙されてほしくないので、実際に新型クラウンを購入した人がどうやって騙されずに値引き交渉したのか、次の記事でチェックしてみてください。
⇒トヨタ新型クラウンの値引き体験談をレポート。値引き相場や限界はいくら?
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Comment
RS&RSアドバンスのドイブモードセレクトの違いを教えて下さい。年式によって違いは有りますか?
グレードにって選択できるドライブモードは違います。
S、S”C Package”、G、G-Executiveですと
ノーマル、エコ、スポーツ、スノーの
4つのドライブモードが選べます。
RSグレードですと
ノーマル、エコ、コンフォート、カスタム、
スポーツS、スポーツS+、スノーの
7つから選べます。