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トヨタ新型クラウンの試乗レポート。2.0Sと2.5RSAdvanceを比較してみた

更新日: クラウン

クラウン_試乗トップ

トヨタ車の中でも高価格帯のクラウン。ちょっと背伸びすれば買えてしまう価格なので、興味がある人も多いと思います。そんなクラウンの見た目は画像などでイメージがつかめますが

「クラウンの走りって実際どうなの?」
「乗り心地や静粛性ってどんな感じ?」

このあたりは実際に試乗してみないとわからないところ。ただ、高級車のクラウンですから気軽に試乗というわけにはいきませんよね。

ネットや雑誌に掲載されている試乗レビューなんかも参考にはなりますが、プロ目線のものが多くて、購入者目線のものはかなり少ない。また、試乗レビューと言いながら車の紹介しかしていない記事も多いです。

ちょっとこの状況はよくないと思い、購入者目線の記事を作成するために

クラウンの試乗に行ってきました!

やっぱり実物を見て乗ってみないとわかりませんからね。この記事では実際試乗してみて、私が気が付いたことをレポートしたいと思います。

また、試乗させてもらったディーラーでは2.0Sと2.5RS Advance、2つのグレードが置いてありました。標準仕様とRS仕様との違いにも注目して実車をチェックしてきたので参考にしてもらえればと思います。



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目次

新型クラウンは標準仕様とRS仕様で内外装が異なる。RS仕様はスポーティ

新型クラウンの2.0Sと2.5RS Advance、2つのグレードを画像で見ている時は、見た目はほとんど同じだと思ってたんですが、実際見てみると意外と違いを感じました。また、内装についても異なるところがありましたね。

特に私が気になったのはシーケンシャルウインカーと4本出しエキゾーストテールパイプ。

その他にもスペックやパワー、安全装備の違いなども交えて紹介したいと思います。

エクステリアはRS仕様の方がスポーティ。標準仕様は大人しめ

クラウン試乗_エクステリア比較
出典:https://toyota.jp/

左が標準仕様の2.0Sで右がRS仕様の2.5RS Advanceです。標準仕様はリヤスポイラーがなく、17インチアルミホイール、左右2本出しエキゾーストテールパイプとなっていて大人しめな印象。

一方、RS仕様はかなりスポーティ。リヤスポイラーが装着され、18インチアルミホイール、エキゾーストテールパイプは左右4本出しになっていて、今までのクラウンとはかなり雰囲気が異なっていますね。

比較するとRS仕様の方が若々しくスポーティ、標準仕様は大人しめに感じられました。

標準仕様には流れるウインカーがついてこない

クラウン_シーケンシャルターンランプ
出典:https://toyota.jp/

エクステリアを見ていて気になったんですが、標準仕様には流れるウインカー(シーケンシャルターンランプ)はついてこないようです。

少し前まではついてなくてもいいなぁと思ってたんですが、街でよく見かけるようになってからは高級感があってカッコいいと思い始めていたんです。

流れるウインカーはRS仕様にしかついてこないので、注意が必要ですね。

インテリアの雰囲気は標準仕様は落ち着きがある。RS仕様はスポーティ

クラウン試乗_インテリア比較
出典:https://toyota.jp/

上が標準仕様のインテリアで、下がRS仕様です。

デザインに違いはありません。ただ、内装に使用している素材には違いがあります。標準仕様の2.0Sの方はファブリック巻きの幾何学柄がセンターコンソールやドアトリムなどで見られ、RS仕様はカーボン調になっていました。

標準仕様は落ち着きがあって大人の雰囲気で、RS仕様はエクステリア同様若々しい雰囲気でスポーティに感じましたね。

室内空間の広さは同じ

クラウン_後席シート
出典:https://toyota.jp/

続いて室内空間のチェックです。新型クラウンは新しいTNGAプラットフォームを採用しているだけあって、後席シートの足元は広く感じますね。

ラゲッジルームの容量は標準仕様とRS仕様同じです。ただし、ガソリンターボと2.5Lハイブリッドだとラゲッジトレイの構造は若干異なります。

また、アクセサリーコンセント(AC100V・1500W)装着車やリヤオートエアコン装着車は若干トランク容量が変化するようです。

ガソリンターボの方が軽量でエンジン最高出力も高い。しかし、カタログ燃費は圧倒的に2.5Lハイブリッドが良い

  • スペック
    スペック 2.5
    RS Advance
    2.0S
    エンジン 2.5Lハイブリッド ガソリンターボ
    駆動方式 2WD
    全長 4,910mm
    全幅 1,800mm
    全高 1,455mm
    車両重量 1,770kg 1,700kg
    最小回転半径 5.5m 5.3m
    エンジン
    最高出力
    184馬力 245馬力
    モーター
    最大出力
    143馬力 –
    カタログ燃費
    [JC08]
    23.4km/L 12.8km/L

2.5Lハイブリッドとガソリンターボのスペックを比べてみました。

エンジンのパワーはターボの方があります。ただ、2.5Lハイブリッドは143馬力のモーターが搭載されているので、こちらも負けてはいません。

カタログ燃費は2.5Lハイブリッドの方が圧倒的に良いです。ガソリンターボとは約2倍もの差があります。

最小回転半径は2.0Sの方が小回りが利きます。これは2.5RS Advanceが18インチアルミホイールを標準装備しているのに対して、2.0Sは一回り小さい17インチアルミホイールを装備しているからのようです。

安全装備は大差なし

  • 安全装備
    安全装備 2.5
    RS Advance
    2.0S
    プリクラッシュ
    セーフティ
    ◯ ◯
    インテリジェント
    クリアランスソナー
    ◯ ◯
    アダプティブ
    ハイビームシステム
    [AHS]
    ◯ オートマチック
    ハイビーム
    AVS/NAVI ◯ –
    VDEM アクティブ
    ステアリング統合制御付
    ◯
    ドライブモード
    セレクト
    [SPORT/
    NORMAL/
    ECO/SNOW]
    SPORT S+/
    SPORT S/
    COMFORT/
    CUSTOM
    ◯
    ブラインド
    スポットモニター
    [BSM]
    ◯ ●
    (1※)

    1※オプション設定

2.0Sと2.5RS Advanceの安全装備を比べてみましたが、ほとんど大差はありません。

2.5RS Advanceだとアダプティブハイビームやブラインドスポットモニターが標準装備されているものの、2.0Sもそれに劣らないほど安全装備が充実しています。

走りに関係するドライブモードセレクトの種類や、VDEMの制御は2.5RS Advanceの方が豊富ですが、スポーティな走行を求めないなら2.0Sでも良さそうですね。

総じて安全装備に大差はないと思います。

新型クラウンの試乗記。2.5Lハイブリッドとガソリンターボの2WD車を乗り回した!

内外装や安全装備などのチェックが済んだところで、いよいよ新型クラウンの試乗に移ります。

今回は2.5Lハイブリッドとガソリンターボそれぞれに試乗してきました。試乗したのはどちらも2WD車です。

3.5Lハイブリッドもありますが、2.5Lハイブリッドでもパワーは十分そうですし、燃費も良いので今回は3.5Lハイブリッドには試乗しませんでした。

試乗したグレードのスペックはこれ。

スペック クラウン
エンジン 2.5Lハイブリッド ガソリンターボ
グレード 2.5RS
Advance
2.0S
駆動方式 2WD
車重 1,770kg 1,700kg
カタログ燃費
[JC08]
23.4km/L 12.8km/L
エンジン
最高出力
184馬力 245馬力
モーター
最大出力
143馬力 –
燃料 レギュラー
(無鉛レギュラー)
ハイオク
(無鉛プレミアム)

コースは市街地、高速、郊外をトータル40km。実際に乗ってみると走りや燃費について良いところ、悪いところがたくさん見つかりましたよ。

2.5Lハイブリッドはパワーもあって燃費も良い!

まず試乗したのは2.5Lハイブリッドの2.5RS Advanceの2WD車。

これ、正直言って

めちゃくちゃよかったです。

ガソリンターボの軽快なコーナリングも気持ちよかったんですが、圧倒的に2.5Lハイブリッドの方が快適でしたね。

新型クラウンの2.5Lハイブリッドはめちゃくちゃ静か

市街地_クラウン2.5Lハイブリッド試乗

試乗のスタートは市街地からです。市街地では低速時の静粛性を中心にチェックしました。

走り出しはかなり出足がよく、アクセルに対しての反応が良いです。ダイレクト感があり、ハイブリッドのレベルも上がってきたなと実感しました。

静粛性はかなり静かでした。さすがはトヨタの高級セダン。とても快適ですね。

市街地を通り過ぎて、燃費計を見てみると

『10.4km/L』

の表示。

モーター走行になるよう意識して運転していたんですが、スタートとストップを繰り返してしまう環境ではハイブリッドでも改善に限度があるのでしょう。

2.5Lハイブリッドは高速追い越し時も加速に余裕があった

クラウン2.5Lハイブリッド 高速で試乗

次は高速です。高速ではエンジン性能を中心にチェックしていきました。

高速巡航時は安定感があり、18インチホイールを履いていながらも不快な振動や突き上げは全く感じません。

合流時や追い越し時に深くアクセルを踏んでみると、あっという間に加速。パワーは余裕があって、どんなシーンでも不足に感じることはなさそうです。

変速時のつながりも速くなっていて、ダイレクトさを感じられて扱いやすくなっていました。

高速の出口付近で燃費計に目を移してみると

『20.9km/L』

をマーク。(1※高速に入った時に燃費計はリセット)
燃費達成率では89%とかなり優秀です。

高速ではレーダークルーズコントロール(2※)を90km/hに設定して走っていました。加速減を抑えてくれたので、燃料を無駄に消費せず燃費が伸びたのでしょうね。

クラウン試乗_レーダークルーズ
出典:https://toyota.jp/

2※設定した速度で定速走行ができる機能。前走車と一定の距離を保ちながら、追従走行をすることも可能。

TNGAの影響で安定感が高くなった

クラウン2.5Lハイブリッド 郊外で試乗

次は郊外に入ります。郊外では走りを重点にチェックしました。

郊外の道は悪く、急カーブやうねりが発生していて乗り心地には厳しい状況。

コーナリング時はハンドルを切った分だけ反応し、思った通りに曲がってくれました。けっこう重い車体ですが、その重さを感じさせないほど。

悪い路面状況でも、突き上げや左右に振られたりといったことも抑えられていて、新型クラウンの完成度の高さを実感できました。

TNGAプラットフォームの採用や、AVS(電子制御サスペンション)を導入したことによってフラットで快適な乗り心地を実現させたのでしょうね。

目的地について燃費計を見ると

『20.2km/L』

という数値を記録。(※郊外に入った時に燃費計はリセット)
燃費達成率では86%と、良い数値です。

郊外走行時はECOモードを利用して走っていました。

これによってエアコンの効きが控えめになり、アクセルに対する反応も鈍くなったので燃料が抑えられたのだと思います。

[まとめ]新型クラウンの2.5Lハイブリッドは扱いやすく、燃費代も抑えられる

新型クラウンの2.5Lハイブリッドの試乗結果を表にしてまとめてみました。

  • 2.5Lハイブリッド
    項目 2.5Lハイブリッド
    走り ◯
    エンジン ◯
    乗り心地 ◯
    燃費 ◯
    平均実燃費 16.8km/L

2.5Lハイブリッドで特に良かったのはエンジンと燃費。

そのほかの項目も高次元でまとまっていますが、中でも新型2.5Lハイブリッドエンジンはどの速度域からでも扱いやすい車に仕上がっていました。

さらに燃費は平均約17km/Lを記録。余裕あるパワーもあってこの数字なので、かなり優秀だと思いますね。

ガソリンターボはコーナリングが魅力

続いて試乗したのは、ガソリンターボの2WD車です。

ハイブリッドに比べて走り、エンジン性能、乗り心地、燃費についてどう違うのか見ていきます。

ガソリンターボの静粛性は少し劣る

市街地_クラウンガソリンターボ試乗

試乗は2.5Lハイブリッドと同じく市街地からスタートです。ここでは静粛性を中心にチェックしました。

走り出しはそれほど悪くないですね。ただ、2.5Lハイブリッドの鋭い感じではなく、平凡といった印象。モーターがついてないのでこんなものでしょう。

静粛性はガソリンターボでもかなり優秀です。流石はクラウン、おもてなしを感じられますね。ですが、2.5Lハイブリッドと比べてしまうとエンジン音が聞こえる時間が多い印象で、静粛性はガソリンターボの方がやや劣ります。

市街地を通過して燃費計を見てみると

『5.6km/L』

の表示。このクラスの高級セダンでは平均的です。

2.5Lハイブリッドは10.4km/Lだったので、ガソリンターボはその1/2しか走らない残念な結果になりました。

ガソリンターボは追い越し時にパワー不足に感じた

クラウンガソリンターボ 高速で試乗

次は高速に入ります。

合流時と高速追い越し時にフル加速を試してみたんですが、正直パワー不足に感じました。スポーツモードにすれば十分ですが、他のモードではモッサリしていて高級車としては微妙。

さらにアクセルを大きく踏まなければならない分、エンジン音もうるさい印象でしたね。

高速出口付近で燃費計に目を移すと

『11.3km/L』

をマーク。

市街地に比べるとかなり良い数値で、カタログ燃費の12.8km/Lにも近いです。高速では燃費が伸びやすいのでしょう。

ガソリンターボはコーナリングが良い

クラウンガソリンターボ 郊外で試乗

次は郊外に入ります。

いまいち良い点が見当たらなかったガソリンターボですが、郊外では良いところが見つかりました。それはコーナリング。

ガソリンターボのコーナリングはクイックな感じで、思い通りのまま動いてくれました。これほど軽快だと高級セダンとは思えませんね。

乗り心地は2.5Lハイブリッドと大差はありません。カーブでもロールは抑えられていますし、凸凹を通過した時の突き上げもうまく吸収している感じでした。

目的地付近で燃費計を見てみると

『10.3km/L』

という表示。高速よりは1km/L落ちましたが、悪くない数値です。郊外メインなら普段使いに良さそうですね。

[まとめ]ガソリンターボはコーナリングが優秀

新型クラウンのガソリンターボの試乗結果を表にしてまとめてみました。

  • ガソリンターボの評価
    項目 ガソリンターボ
    走り ◯
    エンジン △
    乗り心地 ◯
    燃費 ×
    平均実燃費 9.1km/L

ガソリンターボの良かった点は走り。2.5Lハイブリッドより車重が軽いおかげで、コーナーを思った通りにスイスイ曲がってくれて扱いやすかったですね。初心者が峠道を走るならガソリンターボの方が良さそうです。

しかし、追い越し時などではパワー不足に感じるシーンが見られたり、燃費がめちゃくちゃ悪いのが気になります。燃料もハイオクで、ランニングコストも大きくなってしまいます。

近場メインならガソリンターボでも良さそうですが、遠出もするとなるとお金がかかると思いますね。

加速に余裕があって、コストも抑えられる2.5Lハイブリッドが買い

  • 総合評価
    項目 2.5Lハイブリッド ガソリンターボ
    走り ◯ ◯
    エンジン ◯ △
    乗り心地 ◯ ◯
    燃費 ◯ ×
    平均実燃費 16.8km/L 9.1km/L

新型クラウンの2.5Lハイブリッドとガソリンターボと比較してみて、良いと思ったのは2.5Lハイブリッドでした。

決め手は余裕あるエンジンパワーと、トータルコストです。

2.5Lハイブリッドのエンジンはパワーに余裕があってストレスを感じることはありません。ガソリンターボでもスポーツモードなら我慢できそうな加速力なんですが、個人的には2.5Lハイブリッドのパワフルな加速の方が好みです。

長距離を走るとなると、そのあたりのパワーの差がストレスに感じるか決まってきますからね。

燃費については実燃費で2.5Lハイブリッドが7.7km/L上回っており、長く乗るならこっちかなぁと思います。燃料もレギュラーなので、圧倒的にトータルコストが安く済みますしね。

新型クラウンの試乗車を予約するなら電話が良い

クラウン電話予約

これから新型クラウンを試乗しようと考えている人は、トヨタのホームページから試乗車検索をすると思います。ただ、それをすると

そんなに待てないよ・・・

ってなります。なぜかというとホームページからの予約だと選択できるのは3日後からです。明日試乗したいなと思っても予約できません。

なので、試乗車のあるディーラーを見つけたらさっさと電話してしまった方が早いです。私の場合は当日の電話予約でOKでした。

新型クラウンの試乗レポート動画を公開

試乗になかなか行けない人のために、かなり詳しく試乗レポートしている動画がYouTubeにあったので紹介しておきます。

ジャーナリストの河口まなぶさんが新型クラウンの2.5Lハイブリッドとガソリンターボに乗って、詳しくレビューしてくれています。YouTubeにはいろいろ試乗動画がありますが、これが一番わかりやすかったです。

新型クラウンのブログや試乗記はたくさんネット上にありますが、こういうプロの試乗記は質が良いのでオススメです。

新型クラウンを安く買うには?

クラウン試乗_安く買う

クラウンを安く買おうと思うと、重要になってくるのは値引きです。

ただ、値引きについてはちょっと気を付けてほしいことがあります。それは…

値引き交渉でディーラーに騙されている人が多い

ということです。

この記事を見てくれた人には絶対騙されてほしくないので、実際に新型クラウンを購入した人がどうやって騙されずに値引き交渉をしたのか、次の記事でチェックしてみてください。

⇒トヨタ新型クラウンの値引き体験談をレポート。値引き相場や限界はいくら?





最後まで読んでいただきありがとうございました。 この記事が気に入っていただけたらシェアしてくれると嬉しいです。


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